コラム

2023-02-05 00:00:00

ソロモン諸島の公共交通機関

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今年最初の出張でソロモン諸島の首都ホニアラに来ています。当地では幸いカウンターパートである政府機関から徒歩10分程度のホテルに宿泊しているため、ドライバーは雇わず、公共交通機関を使うことも殆どありません。たまに使うタクシーは、市内なら1,000円以下でどこでも行けるぐらいの感じです。

地元の皆さんの通勤手段はというと、写真のような小型の乗り合いバスが中心。これは州政府とホニアラ市の管轄下で営業許可を得た民間事業者が運営するもので、運行スケジュールは収益性の観点から各事業者が自由に決められるようになっているそうです。ちなみに料金は距離に関わらず定額とのこと。

車両はトヨタのハイエースが大半ですが、中には日本の幼稚園や旅館などから払い下げたマイクロバスが、車体にかつてのロゴを残したまま走っているようなケースも。ホニアラ市の人口は10万人近いので、大型の路線バスでもよさそうに思いますが、恐らく輸入に依存する燃料のコストや車両の初期投資をセーブする観点から、こういう形になっているのではないかと思います。

コロナ禍が終息に向かいつつあるとはいえ、冷房の効いてなさそうな車両にギューギュー詰めになるぐらいなら徒歩かタクシーを選んでしまいますが、特に遠くから職場に通うような当地の皆さんにとっては、重要な移動手段なんでしょうね... (浦出)

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